平成25年度第1回 東京都地域中小企業応援ファンド助成対象事業
事業名称「手拭づくり文化普及向上による伝統工芸活性化」
サイト運営:東京和晒株式会社&てぬクリ実行委員会
平成25年度第1回 東京都地域中小企業応援ファンド助成対象事業
事業名称「手拭づくり文化普及向上による伝統工芸活性化」
サイト運営:東京和晒株式会社&てぬクリ実行委員会
写真 | タイトル | 管理番号 | 分類 | 年代 | 技法 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|
目出鯛 | 471 |
時代を語る手ぬぐい |
江戸時代以前 |
引染め その他 |
蘇芳でそめた鯛は目玉が出ていて文字通り「めでたい」。左墨の壷形にいれた文字「酩酊」も江戸っ子言葉で早口で言うと「メェテェ」、「めでてえ」に通ずる | |
獅子舞 美蘇芽会か 松山手拭店 | 470 |
時代を語る手ぬぐい |
昭和前期(1~20年) |
注染細川 |
獅子を真上からのアングルでとらえた図案。手ぬぐい趣味の会、美蘇芽会の作品か。 | |
道頓堀 篠田縮緬店篠田反物帯地店 | 469 |
時代を語る手ぬぐい |
昭和前期(1~20年) |
注染差し分け |
幅も丈も小ぶりな子ども手ぬぐい。全体を五つ珠算盤に見立て、電話番号も算盤上で、電話南九九五と表しています。 | |
日本郵船 | 468 |
時代を語る手ぬぐい |
明治 |
注染差し分け |
「N.Y.K.」は日本郵船株式会社の頭文字。「COMPLIMENTS(贈呈する、謹呈などの意)」 とあることから、海外の顧客向けの贈答用として作られたと考えられる。 | |
鯉(悠境) 亀文 美蘇芽会 松山手拭店製 | 467 |
時代を語る手ぬぐい |
昭和前期(1~20年) |
注染差し分け ボカシ |
手ぬぐい趣味の会、美蘇芽会の作品。昭和4年1月大連三越における展覧会写真にみえる。昭和2年5月第26回作品絽手ぬぐい「悠境」か。 | |
小町髑髏図 美蘇芽会か | 466 |
時代を語る手ぬぐい |
昭和前期(1~20年) |
注染細川 |
手ぬぐい趣味の会、美蘇芽会関係の作品。眼窩に簪のささった髑髏と「びじん」の文字は、美人の誉れ高かった小野小町が、死後、目から薄を生やした髑髏となって「秋風の吹きちるごとにあなめあなめ」の句を唱えた、という小町髑髏伝説を思わせる。 | |
暫 伏見人形 亀文洞 鈴木祥湖筆 美蘇芽会 松山手拭店製 | 463 |
時代を語る手ぬぐい |
昭和前期(1~20年) |
注染細川 |
手ぬぐい趣味の会、美蘇芽会第73回(昭和8年5月)作品。、鈴木詳湖の図案。暫の伏見人形を描いたもの。亀文洞は美蘇芽会同人の号。 | |
風通ふ 亀文洞 美蘇芽会 松山手拭店製 | 462 |
時代を語る手ぬぐい |
昭和前期(1~20年) |
注染細川 |
手ぬぐい趣味の会、美蘇芽会第62回(昭和6年7月)作品。同人の亀文洞の案じ、鈴木詳湖の図案。廻り灯篭の影絵をあらわしたもの。 | |
江戸桜 亀文 鈴木祥湖筆 美蘇芽会 松山手拭店製 | 461 |
時代を語る手ぬぐい |
昭和前期(1~20年) |
注染一色 ボカシ |
手ぬぐい趣味の会、美蘇芽会第70回(昭和7年11月)作品、「江戸桜」。蛇の目傘をすぼめた助六の姿。同人亀文洞の出題。下絵は鈴木祥明。 | |
三浦や 美蘇芽会 松山手拭店製 | 460 |
時代を語る手ぬぐい |
昭和前期(1~20年) |
注染細川 |
手ぬぐい趣味の会美蘇芽会関連作品。 | |
敬礼する骸骨 CHIYOJI | 459 |
時代を語る手ぬぐい |
昭和前期(1~20年) |
注染一色 |
勇ましい軍人もいつかは骨になる、という意味をこめている。骸骨や髑髏は、諸行無常などの仏教的意味から発し、江戸時代には男だて好みの文様として使われた。近代の手ぬぐいにも、無頼でユーモラスな骸骨文様がみえる。 | |
煙管を咥えた骸骨 | 458 |
時代を語る手ぬぐい |
昭和前期(1~20年) |
クレア |
「外面如菩薩内面如夜叉」。美蘇芽会出品作品。中村氏作。中村氏は僧侶なのでさとし絵が多い。 | |
山の幸 神楽 宮川阿月園筆 美蘇芽会 松山手拭店製 | 457 |
時代を語る手ぬぐい |
昭和前期(1~20年) |
注染差し分け |
趣味の手ぬぐい頒布会、美蘇芽会の手ぬぐい。昭和3年9月第42回作品。宮川柯月園図案。「神楽」は同人の号。差し分けのぼかしを効果的に使い、綿絽地に山葡萄を染め出している。 | |
花火 美蘇芽会か | 465 |
時代を語る手ぬぐい |
昭和前期(1~20年) |
注染細川 |
手ぬぐい趣味の会美蘇芽会の作品 | |
矢の根 遊蕩児 松田青風筆 美蘇芽会 松山手拭店製 | 464 |
時代を語る手ぬぐい |
昭和前期(1~20年) |
注染細川 |
手ぬぐい趣味の会美蘇芽会第71回(昭和8年1月)作品。原画は松田青風筆。「矢の根」の五郎の芝居絵が置かれている。「遊蕩児」は美蘇芽会の中心となった中林氏の号。同氏が創始した大連における手ぬぐい交換が美蘇芽会に発展した。 | |
半染めに花菱 | 456 |
時代を語る手ぬぐい |
昭和中期(21~40年) |
注染差し分け |
丈の三分から五分程度までを斜めに区切り染めたものを「半染め」という。この手ぬぐいでは花菱紋を大きく染め抜く。「般若苑」の名入り。 | |
覗き片ばみ | 455 |
時代を語る手ぬぐい |
昭和中期(21~40年) |
注染一色 |
全体の一部だけを見せるように配置したものを「覗き」という。これからますます大きくなります、という意味が込められている。「分花本 尚子」の名入り。 | |
松皮菱 | 454 |
時代を語る手ぬぐい |
昭和中期(21~40年) |
注染差し分け |
一部を松皮菱形(菱形を重ねたような輪郭)に染めわける。この例では松皮菱の中に、丸に違い鷹の羽紋を染め抜く。「坂本」の名入り。 | |
中鯨におもだか | 453 |
時代を語る手ぬぐい |
昭和中期(21~40年) |
注染差し分け |
横にして中央部分のみを一定幅で染めたものを「中鯨」という。立ちおもだか紋を染め抜く。左右は覗きの構図で見せ、大きく伸びて行く様子を示す。「くまがわ」の名入り。 | |
虫喰いの丸 | 451 |
時代を語る手ぬぐい |
平成 |
注染差し分け |
名入り手ぬぐいの、名(下印)を入れる枠にも様々な意匠がある。不均一な線の「虫喰い」は。虫に喰われるほどの人気を得るという、意味がこめられている。「一力 豆千代」の名入り。名にちなむ千代紙模様、末広がりに置いた豆の絵柄を添える。 |