番号: | 936 |
分類: | 売り物手ぬぐい |
モチーフ: | 器物他 物語ことわざ芸能演目 |
技法: | 注染細川 |
制作年代: | 昭和前期(1~20年) |
特徴: | 劇画12ヶ月として松山手拭店の頒布会用に作られたシリーズ。抑制の効いた構図に余情が漂う画風は、歌舞伎の鬘を描いて有名な松田青風(1892-1941)によるもの。色数は抑え、注染本来の染め味を生かした東京好みの傑作手ぬぐい。享保の頃実在した遊女玉菊は、吉原中萬字屋抱えの諸芸に通じ殊に河東節三味線に秀で全盛並びなき太夫であったが、25歳の若さで惜しまれて世を去った。その供養のため七月の盂蘭盆に吉原の茶屋は軒毎に灯篭をかかげ、これが玉菊灯篭という年中行事となり、また3回忌には「水調子」という河東節が追善に作られた。 |
※サンプル写真は解像度を下げてあります。
ヴィンテージ手ぬぐい千枚展示会では現物をご覧頂くことができます。