番号: | 934 |
分類: | 売り物手ぬぐい |
モチーフ: | 器物他 物語ことわざ芸能演目 |
技法: | 注染細川 |
制作年代: | 昭和前期(1~20年) |
特徴: | 劇画12ヶ月として松山手拭店の頒布会用に作られたシリーズ。抑制の効いた構図に余情が漂う画風は、歌舞伎の鬘を描いて有名な松田青風(1892-1941)によるもの。色数は抑え、注染本来の染め味を生かした東京好みの傑作手ぬぐい。「文覚」の最後、那智の滝に身を投げた文覚の前に不動明王が出現する場面にちなむ、ひねりの効いた意匠。滝縞は那智の滝に、不動の衣の文様である法輪柄の団扇は不動に見立てている。団扇に入れた「こん せい」の名は芸者の名のようだが、これも矜羯羅童子、逝多迦童子による見立て。 |
※サンプル写真は解像度を下げてあります。
ヴィンテージ手ぬぐい千枚展示会では現物をご覧頂くことができます。